うなぎ辻判のケース④

200年の歴史がある「割烹」を「うなぎ専門店」への転換を提案はしたが、女将や大将が納得するか?どうだろう?

翌日、私は辻判に説明をしに向かった。現状を聞くとかなり厳しい状態であった。そこで、うなぎ屋の可能性を女将や大将、若女将、若大将を前におそらく2時間くらい話したと思う。で、結果は「やってみましょう!」となった。

私は、この話し合いの帰り道に地元新聞の記者に電話をした。「コロナ禍のあおりを受けた割烹辻判が新しい可能性を求めてうなぎ専門店で再スタートをするので取材に来てください。」

これにはもちろん広報の為でもあるが、私は新聞に載ることで丹波市中に辻判はうなぎ屋に転換するのを宣言するためもう後には引けない覚悟を辻判ファミリーに持ってもらう狙いがあった。

この日から割烹からうなぎ屋への大転換作業が一家総出で始まったのである。

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