空き家でカフェをする場合の費用について

さて、いざ空き家を改修して例えばカフェを運営するケース費用っていくらくらいかかるものか?についてお話しします。

まずは空き家物件を取得しなければなりません。ここが一番大事なところですね。当然安い物件がいいに決まってますが安い物件=改修費がかかると思っていただいて結構です。100万円以内で売られている物件も多々ありますが要改修になっていて特に屋根がもうダメなところも多いです。こうなるとたとえ安い物件を手に入れても改修費に多額の費用を要し結果とても高くついてしまいます。

田舎ビジネスの鉄則は「お金をかけないこと」です。田舎に来てまで1500万円とか2000万円とかかけてしまうと後々の運営に影響してしまいます。なので、理想は物件取得費、改修費、運転資金も含めて1000万円以内に収めましょう。

自己資金は200万円~300万円は準備したいです。そして助成金を活用し残りは銀行融資。これだと月々の返済が数万円で済むのでゆっくりとした運営が出来ます。月々の返済が10万円を超えるビジネスモデルは田舎では向いていません。

大体物件価格が400万円から500万円くらいで販売されている物件が狙い目ですね。これくらいなら改修費も安く済みます。

カフェ(軽い食事とスイーツ、ドリンク)を運営するケースでは状態が良ければ改修費はほとんど掛かりません。厨房も現存するキッチンをそのまま使用できます。客席はほとんどの場合は「田の字型」の間取りなのでそこに家具(椅子、テーブル)を置き、照明を変えてやれば雰囲気の良いお店になります。

ちなみにカフェなどの飲食業の店作りで重要な3大要素(私の考える)

1,照明 2,家具 3,音響 です。要するにこの三大要素をしっかりと抑えればとても良い雰囲気になります。1位に挙げた照明は特に重要な役割を持っています。暖色系でポイントをスポットで照らせてやれば いいでしょう。

次に家具は新品でもいいですしリサイクルでもいいです。ちなみに私のお店の家具はすべてリサイクルです。地元のリサイクルショップで購入しました。別に新品の家具をそろえなくても雰囲気は出せます。ただし、それにはセンスが人様です。むやみにそろえてもバランスがとれてなかったら雰囲気は作れません。

次に音響。これもお金をかければキリがありません。空き家の6畳又は8畳間を二部屋使用する場合はスピーカーにこだわりましょう。数万円から10万円程度のスピーカーがいいです。これもヤフオクなどで揃えることが出来ます。その際にアンプ、CDプレーヤーも揃えましょう。

このケースでは物件取得費500万円、厨房や外構工事200万円、什器備品50万円、運転資金150万円で900万円になります。

カフェでもハンバーガーなど重飲食を運営する場合は厨房にフードや換気扇に設置する費用、グリーストラップ設置費用が掛かってきます。+100万円程度でしょうか?

この数字もすべて状況によって変わってきます。厨房機器や内装工事代はどの物件でも同じなのでいかに良い物件に出会えるか?が成功へのカギになってきますね。

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