私は兵庫県西宮市で１９９３年にパン屋で独立しました。当初は１８坪の嫁と二人で切り盛りする小さなパン屋でした。
開業後、順調に売り上げを伸ばし２００２年には６店舗を経営し会社の年商は２億円を超えていました。では、その順調なビジネスをなぜ手放すことになったのか？
それはまさに私の「知識のなさ」と「計画のなさ」によるストレスです。そもそもこんな大きなビジネスになるとも思っていらず今思えばあれよあれよという感じで店舗数が増えていき、従業員の数が増えていきました。
要するに何の計画性もマスタープランもなく、舞い込んだ出店の話に乗ってしまい最終的には自分の首を絞める結果になってしまったのです。
私の大失敗でした。
ただ、事業自体は順調だったので事業自体を後輩に譲渡し事業を続けていただきました。
当時私は日頃のストレスと資金繰りの心配で眠れない日が続きました。「これでは私の人生はストレスで終わってしまう！」と考えるようになりまた長女の誕生が私の背中を押しました。
