田舎での物件探し特に飲食店を始める方で必ず押さえないといけないポイントがあります。
1,市街化調整区域 市街化調整区域とは都市計画法により定められる区域区分のうち市街化を抑制する区域の事です。この区域内では飲食店は出来ません。この情報は空き家バンクには明記されています。
2,駐車場問題 条件の良い物件があっても駐車場が確保されていなければ飲食店は難しいです。今はSNSを通じてどんな田舎でも情報が流れたくさんのお客様がご来店されます。特に土日などは集中します。なので最低でも6台、出来たら10台程度は停められる駐車場を確保しましょう。駐車場がついていない場合は、隣接する納屋を解体するとか畑を農地転用して駐車場にするとか工夫すればなんとか確保できます。また、自治会長さんに相談してどこか土地を貸してくれるところはないか相談するのもいいでしょう。
3,浄化槽問題 前述しましたが浄化槽を新たに作ると数百万円ほどかかります。なので浄化槽の物件は避けるべきです。
4,屋根と床下 物件の売買価格が安い場合に多く見られるのが屋根特に瓦が古くて雨漏りや歪んでいる物件が多いです。この屋根の修復にも多額の資金が必要です。あと、床をめくってみて床下の根太や大引き、柱がシロアリにやられていないかのチェックも必要です。これは大工さんや工務店の方にチェックして頂いてください。これも多額の修復費が必要です。
5,人家が密集していないか? これも飲食店をする場合には必ずチェックしないといけません。隣近所と家が密集しているとお店を始めてお客様がたくさん来られると近所にご迷惑をかけることになります。なので、出来たら両隣は空き地か畑、もしくは角地などあまり密集していないところが理想です。
6,そもそもその地域が外からの人を歓迎しているのか? 地域によっては外部から人がたくさん来られるのを拒否しているような地域があります。この情報は空き家バンクには掲載されていないので自治会長さんに直接聞いてみるといいでしょう。
上記のポイントは最低商売をするためにクリアしなければいけない条件です。このポイントをクリアしなければいくら良い物件でも商売は難しいです。