2022年11月– date –
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プロデュース・経営支援
うなぎ辻判のケース⑤
200年の歴史を持つ割烹をうなぎ屋に転換する作業が始まった。テーマは「お金をかけないこと」。 元は割烹なのでほとんど手を入れないで使用できる。大宴会場である大広間は襖で3分割にして個室を作る。奥座敷を入れれば5部屋の個室が出来るのである。... -
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うなぎ辻判のケース④
200年の歴史がある「割烹」を「うなぎ専門店」への転換を提案はしたが、女将や大将が納得するか?どうだろう? 翌日、私は辻判に説明をしに向かった。現状を聞くとかなり厳しい状態であった。そこで、うなぎ屋の可能性を女将や大将、若女将、若大将を前... -
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うなぎ辻判のケース③
「わかった。じゃあ、うなぎ専門店にしよう」私の提案である。そう、割烹をあきらめてうなぎ専門店にリニューアルするのだ。 「うなぎ・・・、ですか?」若女将の顔色が曇った。 まあ、普通はそうなる。でも、私は口から出まかせを言ったのではなく勝算は... -
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うなぎ辻判のケース②
「ちょっと座って話し聞こか?」と若女将から相談を受けた私はカフェで話を聞いた。 「コロナの影響で一年間ほとんどお客さんが来ていないんです。パートも出てるけど限界があり、もう暖簾を下そうかと思ってます…」 一大事である。なにせ「辻判」は200年... -
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うなぎ辻判のケース①
2021年の6月に丹波市春日町にある200年続いている老舗割烹「辻判」が「うなぎ 辻判」としてリニューアルオープンした。 全室個室、完全予約制で上質の鰻重、ひつまぶしを食べる事が出来る。今では大繁盛店となり遠く神戸や大阪から来られる常連客も多数い... -
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「フロッピーバーガーハウス」の件③
池内氏に丹波地方を案内しながら田舎ビジネスの極意を教える。このブログでも書いていることだがポイントは「固定費を徹底的に抑える」「長く続けることが出来るビジネススタイルの確立」「地域に定着し田舎生活を楽しむ」この3点だ。 この日から物件探し... -
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「フロッピーバーガーハウス」の件②
やはりそうか・・・。私の不安は的中した。それはよくあることだが、出店場所を決める際に重要なこと。それは、店舗前に人通りがあるか?近くに学校、病院等人の集まる施設が近所にあるか?路面に建っているか?近所に集合住宅があるか?である。この基準... -
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「フロッピーバーガーハウス」の件①
2022年10月28日(金)兵庫県丹波市氷上町に「フロッピーバーガーハウス」がオープンした。私がお手伝いさせていただいた案件だが、今回は思い入れが強い。 「フロッピーバーガーハウス」のオーナー池内氏が丹波市の市島製パン研究所に相談に来られ... -
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原価率について②
前回は原価率についてビジネスの状況や規模によって対応していかなくてはいけないと書きました。今回も原価率についてもう一つの視点についてです。 それは「率」ではなく「額」の問題です。例えば100円の30%は30円ですが、10000円の30%は... -
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適正な原価率って?
原価率のお話しです。飲食店で原価率っていえばよく「3:3:3:1の法則」ってありますよね。要するに売り上げの3割が「原価」3割が「人件費」3割が「荒利益」そして1割が家賃。まあ、これが目安ですよっていう指針がありました。パン屋の場合は2...